私は現在みずほ銀行に出向し、ストラクチャード・ファイナンスに関する業務を行っています。通常銀行というのは企業に対して貸し出しをしますが、ストラクチャード・ファイナンスというのは特定の事業に対する貸し出しを行うもので、例えば太陽光発電や風力発電、そういった大規模な資金調達が必要な案件で用いられるファイナンス手法です。数百億円から数千億円といった規模の大きなファイナンスができる。やりがいを感じながら業務にあたっています。
出向期間は1年。外部企業に研修に出ることで他の当行員が経験していない融資審査の目線などを学ぶことができています。

北陸銀行での事例が少ない分野も、
自分が学んで、
カタチにしていきたい。
この仕事についてから、ずっと、
誰かの役に立つことを考え続けてきた。
入行してから最初は富山の新湊支店で個人の住宅ローンや個人事業主、中小企業の方への融資業務などを経験し東京支店に異動、上場企業も含め幅広い融資業務を行いました。その後本部の営業企画部で、営業店のサポートや商品の開発に携わり、日本政策金融公庫と連携した「地方創生ローン」という商品を作りました。コロナ禍で苦しい状況のお客さまに幅広い資金調達の選択肢をご提案できるようにと導入したものです。苦しい環境でもお客さまに寄り添った対応ができる、北陸銀行の姿勢をアピールできた商品かなと思います。


自分が知識の力をつけることで、
今後、有望な新規事業を
後押しすることができるはず。
お客さまと対話し案件を成立させるフロント部門が“攻め”だとしたら、私が出向先で担当しているのは“守り”の部分。資料をつぶさに確認し、この融資案件が本当に大丈夫か精査する審査部門です。これまでとは違う視点を学ぶことができて幅が広がったと感じます。当行にノウハウを持ち帰り、さらなる発展に繋げたいと思います。
当行は出向先としていろいろなところとパイプがあるのも強いですね。みずほ銀行はプロジェクトファイナンスの分野に関しては世界の銀行の中でもトップランナー。その業務を経験できるということは非常に大きいです。
一つの分野に縛られない、
銀行はむしろいろんな職種を知りたい人に向いている。
ストラクチャード・ファイナンスは行内でもできる人材が限られています。その中で専門性を発揮して、今後できれば10年ぐらいの長いスパンでこの業務に携わり当行の専門分野の伸張に貢献したいと思っています。以前の上司が「融資の生き字引」といわれていたので、私も「その件なら花尾に聞け!」といわれるような存在になりたいです。
銀行は幅広い業種のお客さまと関わり合い、中でも与信を通じてお客さまを深く分析する必要があるため、他のどんな職業よりもさまざまな業種の知見を深めることができます。また北陸銀行は広域店舗網なので、場所も業務も、幅広い経験をしてみたいという人にはぴったりの環境ですよ。


ON TIME
T.H.さんの ある1日のスケジュール



Off TIME
休日の過ごし方
休日は旅行に出かけることが多いです。年に一度、1週間の長期休暇を取得できますので、国内の遠方や海外旅行にも行くことができます。国内はほぼ全都道府県を訪れており、最近では北海道のさっぽろ雪まつりに行ってきました!