現在私は環境省の環境経済課に出向しています。
金融機関向けのさまざまな支援事業を行う課で、他の金融機関の方々と意見交換や情報交換をしながら、国としてどういったことを支援していけばいいか政策を考えて実行していくという業務です。任期は2年。今は来年度の政策や支援策の詳細を詰めています。
外部機関の方と接することで北陸銀行とは違った文化を感じたり、やりとりを通じて他行と比較ができたりするのは、とても面白いです。
私は「狭く深く」テーマを掘り下げる時に力を発揮できるタイプなので、出向先で専門的な知識を身につけるのは合っているなと感じています。

前例がない。
だからなにを持ち帰って、どう生かすかは
ぜんぶ、自分しだい。
自分にないものを、見て学んで、吸収する。
外部出向を経験した先輩方をみて私も外に出たいと思っていました。
北陸銀行は外部企業との行き来が多く、視野もチャンスも広がる環境です。実際私も出向先で、他社の取組み事例を聞き、「うちでも応用できるな」と感じたことも多くあります。
あと、環境省では金融機関の取り組みを後押しする立場上、「褒めて伸ばす」立ち位置で接する方が施策が生きるんですよね。つい物事を厳しい目で見てしまう私ですが、出向先ではいい面を見つけて適切に誉める人が多いので、そこは見習って自分のものにして帰りたいと思っています。


情報の取捨選択。
まずは一人で悩む、考える、この体験を経て
私らしいキャリアを築いていけたら。
環境省での仕事は非常に幅広く、グローバルな会議に出席すると同時にごく小さなコミュニティのヒアリングをすることもあります。任期を終えたらこの幅広い情報の中から北陸銀行として必要な内容、取り組むべき分野、どれが生かせるかを取捨選択し、有効活用していく必要性を感じています。
「環境」をビジネスに取り入れることは、お客さまからすると今のビジネスをガラッと変え、場合によってはリスクも伴う分野。一方で環境を鑑みたビジネスを行わなければ将来会社の存続が難しくなるような危機もあります。この課題をどう伝えたらいいのか、試行錯誤しながら、重要性を示していければいいなと考えています。
地域の企業を応援するにはさまざまな情報提供をするべき、
その知見、引き出しはできるだけ多く持っていたい。
出向経験を経て得た有益な情報をどう活用するか。自分が担当しているお客さま以外にも伝えたいから各営業店の皆さんに私がどう届けるか、その方法も考えなければいけないと思っています。また、環境省でよりよい政策・事業を作り、当行に戻ったら自分が作ったその計画に申し込んで実現する、それは一つの目標です。
就活生の皆さんにお伝えしたいのは、人材の流動化が激しくなる世の中で、就職先についてこれを一生の仕事になどと思い詰める必要はないかなと。当行であれば外部と連携して、希望すれば研修や出向という経験の広げ方があります。気負わず、やってみたいと思うことにチャレンジしてみてほしいです。


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休日の過ごし方
学生時代の友人と有給休暇を合わせて、旅行に行くことが多いです。普段の生活では見られない絶景を見たり、温泉につかったりして、リフレッシュになっています。何より、共に仕事に励む友人と水入らずで話すことで活力をもらっています!